「付き合わねーよ」

「好きなんだろ?」

「当たり前」

「なら素直になるんや!」

「……無理」

まだ、千桜に俺の秘密も言えてねーのに。

「……でも、千桜ちゃんもかわいそうじゃないかな?期待させて」

「付き合えないなら、バッサリ切っちゃいなよ。京の気持ちわかるけど」

「それがお互いいいんちゃう?千桜はそれでも引かないと思うけど」

……切りたく、ない。

好きなのに、嫌いって嘘はつきたくない。

でも……契約させたくない。

残り4ヶ月半の、俺の命。