「ごめんなさい……食欲なくて」

「でも食べないと死んでしまうで!」

「……死にたくないです」

「なら食うんや!待っとき!今一茶が準備してくれっから!なぁ!」

「言い出しっぺだな……まぁ、待ってて。京も手伝ってよ」

「あぁ」

一茶くんと京夜くんは部屋を出ていった。

「千桜、千桜は京のことどう思うん?」

そう聞いてきた陽太くん。

「……もっと、知りたいんです。京夜くんはなにかを諦めてるから……」

「千桜はそういうのに敏感やな」

「んで、自分の気持ちには鈍感と」

……?

「実はやけどな……京には秘密があるねん」