*千桜said*

「ん……?」

目が覚めると、見慣れた天井が見えた。

「目、覚めたか?」

「京夜くん……?あれ、私……」

「覚えてるか!?千桜、京とキスしたあと部屋で倒れたんや!」

……あっ。

「きょ、京夜くんっ、本当にごめんなさい!」

「いや、俺こそ……嫌だっただろ」

え……?

「い、嫌じゃないです!」

「え……」

「せっかく、話せるようになったのに、嫌われちゃったって思ってて……」