☆京夜said☆

あり得ないことが起こった。

慌てて千桜の下敷きになるも、ちゅっと触れた柔らかい唇。

思わず固まって目を見開いてしまう。

俺……キス、してんの?

千桜はゆっくり目を開けると、慌てて離れて。

顔を真っ赤にしていた。

「ち、千桜、」

とりあえずケガしてないか聞こうとした。

のに、

「~~~っ、ご、ごめんなさい!」

そう逃げられてしまった。

「あーあ……女の子とキスしちゃったね」

「っ……」