*千桜said*

「う……つ、疲れた……」

帰宅早々、床に座り込んだ私。

「おい靴脱げよ」

京夜くんが私のローファーを脱がしてくれた。

「京夜くん!ご、ごめん!」

「別に。つかお前、なんかふらふらしてる」

「顔色もちょっと悪いね……」

「まさか、風邪?」

慌てて立ち上がった。

「だ、大丈夫ですよ!風邪なんて、小さい頃に引いた以来引いてないし」

「せやけど心配や!今日は休んどき!」

「そんな!私、ご飯作りたいです!」

「お前な……間違って指でも切ったらどうすんだよ」