「わざわざ調べたのか?」

「はい!生きててほしいので!」

ニコッと笑顔で言った千桜。

なんだろな……この笑顔を見ると、胸が締め付けられるんだ。

でも、こんな気持ちわかりたくない。

「……ほら、朝飯食おうぜ」

千桜を椅子に座らせ、俺は真向かいに座る。

「千桜、今日も頑張るんだぞ」

「う……は、はい」

「怖かったら、ばんばん京に抱きつくといいよ。千桜ちゃん」

「一茶!」

「あはは……」

千桜に抱きつかれたりくっつかれんのは、結構毒だ。

身体中が騒ぐ感じ。