……んん!?大阪弁!?

またまた男の人がやってきて、今度はやんちゃそうな男の人。

「あ、俺の大阪弁、気にせんでええよ!」

「は、はぁ……。叔父様の、孫ですか?」

こんなにいたなんて……。

「違うよ。俺らおじさんにお世話になってるんだよ」

……お世話?

「立ち話もなんだし、中に入ろうよ?」

可愛い顔の人が言ってくれて、私はまだ玄関にいると気づいた。

「お、お邪魔します……」

そう言って、靴を脱いだそのとき。

「わっ……!?」

何もないところで足をつまずき、身体が傾いていく。