「ほーぉ……」

ジーっと見られる私。

う……っ。

私は咄嗟に京夜くんの後ろに隠れた。

「おい。変な目で見んなよ」

「お前は先生への態度を改めるんだな。……って、めずらしいな。人間不信のお前が女を守るなんて」

「せんせー、京、千桜に惚れてんねん!」

「陽太、いい加減にしろよ」

「へーい」

うぅ……雅には女の先生しかいなかったから、なんか慣れない……。

───

それから教室に行き自己紹介も終え、今は授業中。

私は真ん中の席に座って、固まってた。