やっぱり彼女は溺愛されていることを知らない

 私は部長の背中に腕を回して指摘した。

「それ公私混同ですよ」

 部長がぎくりとする。

 私はそんな彼が可愛くて、仕事をしている時の彼とは全然違う彼のギャップが可愛くて、堪えきれずクスクスと笑みを零してしまう。

「ま、まゆか?」
「あ、いえ。何でもないです」
「そ、そうか」
「部長」

 戸惑っている彼に私は告げた。

「好き」
「……」

 彼の体温が上がったのは気のせいじゃないよね?
 
 
 ***

 以上、おまけでした。

 本作はこれで終了です。

 ここまでお読みいただきありがとうございました。