交差点を一つ曲がって駅へと伸びる一本道に出る。大通りということもあって交通量は大分増えていた。
歩道を歩いているのに北沢さんが私を車から庇うように身を寄せてくる。もちろん彼が歩いているのは車道側だ。カレー店を出てから、いや会社からカレー店に向かうときも彼はずっと車道側を歩いてくれた。
私たちの横をカップルらしき男女が通り過ぎていく。
もしかしてあの人たちの目にも私たちがカップルに見えるのかな?
不意にそんな考えが浮かんで顔が熱くなる。せっかくこの状況に慣れてきた心臓がまたとくんと高鳴った。一度速まったリズムはそのまま収束することなく一段また一段と加速していく。
とくとくとくとくと打ちつける鼓動は私から思考を奪おうとする。何とか踏み留まって北沢さんへと傾き欠けた心と体を私は引き戻した。
歩道を歩いているのに北沢さんが私を車から庇うように身を寄せてくる。もちろん彼が歩いているのは車道側だ。カレー店を出てから、いや会社からカレー店に向かうときも彼はずっと車道側を歩いてくれた。
私たちの横をカップルらしき男女が通り過ぎていく。
もしかしてあの人たちの目にも私たちがカップルに見えるのかな?
不意にそんな考えが浮かんで顔が熱くなる。せっかくこの状況に慣れてきた心臓がまたとくんと高鳴った。一度速まったリズムはそのまま収束することなく一段また一段と加速していく。
とくとくとくとくと打ちつける鼓動は私から思考を奪おうとする。何とか踏み留まって北沢さんへと傾き欠けた心と体を私は引き戻した。

