やっぱり彼女は溺愛されていることを知らない

「あたしのときはね……あっ、あたし十一月十一日生まれなんだけど、その日は彼とデートしてあたしの家で二人きりのお誕生日会をやったの」
「へぇ」

 二人きりのお誕生日会かぁ。

 それ、いいなぁ。

 私も三浦部長に祝ってほしい。

 まあ、そうは言っても三浦部長と私はただの上司と部下な訳だし、二人っきりでなんて無理だよね。

 あーでも仕事の相談とかの理由をつけたら外で二人きりになれるかも。

 実際、仕事絡みなら二人で食事してるし。