やっぱり彼女は溺愛されていることを知らない

 てか、優子さん自身は三浦部長がお見合いをしても平気なのかな。

 私はじっと彼女を見つめた。

「あの……」
「ん? なぁに?」
「その、優子さんは平気なんですか。部長がお見合いするかもしれないっていうのに」
「うーん」

 優子さんが目を閉じて腕組みした。

「正直、あんまり平気でもないんだよね。何て言うかこう、胸の奥でざわざわするみたいな」
「……」

 え?

 それって、もしかして。

 え?

 優子さん、まさか部長のこと……。