風鈴が鳴る頃に

 初対面の女の子のお家に上がる。。。
妙に緊張する。


 「ちょっと沁みるよ 我慢してね」
傷口に消毒液が垂れる。

「っ」

「絆創膏貼っとくね」
そう言って丁寧に絆創膏を貼ってくれた。

「はい!これで大丈夫」
「わざわざありがとう」

「こちらこそ帽子とってくれてありがとう。
怪我させてごめんね」

「いやいや木登りなんてできないのに
カッコつけて登った僕のせいだから」


「木登りはじめてだったの?!
どんどん高いところに登っていって
すごかった。かっこよかったよ」

また頬が緩んでしまう。


「オレンジジュース飲んでく?」
「いや、お気になさらず」
「今持ってくるねー」

そう言葉を残して部屋から出ていってしまった。


和室に、
大きな1つの木でできたテーブルと
座布団。


なんだか祖母の家に来たような気分だった。



ふと、色とりどりな千羽鶴が目に入る