風鈴が鳴る頃に

 駄菓子屋の目の前のベンチに
2人で腰をかける

「はいっ!」
彼女は瓶が水に濡れたラムネを一つ
こちらに差し出した

「ありがとう」
ガラスの冷たさが
ひんやりと手に伝わり体を冷やす

「あれ、ラムネ瓶の開け方わからない?
ちょっと、貸して」
そう言って僕のラムネ瓶を開けてくれた

「ありがとう
       綺麗だね」
青空に瓶をすかす
中のビー玉がキラリと輝く

「田舎で飲むラムネは最高だよ!」
そう言って彼女は
勢いよくラムネを飲む

「うん最高」

「でしょでしょ?」
彼女は嬉しそうに
ふわりと笑った