吸血鬼少女レイチェル。

グリーンノアでの農作業を終えたあと、あたしは寝室に戻り小説を読みます。

「月は無慈悲な夜の女王」
「銀河帝国興亡史」
「エルリックサーガ」

それをタブレットで読みます。室内に照り付ける太陽。

トマトハウスに夏が訪れるかのようでした。それはまるで、たんぽぽのお酒。

物語とは、夏を閉じ込めたものです。それを感じながら、あたしは午睡につきました。