【完結】嘘つき騎士様と嫌われシンデレラ


 シルウィンの問いかけに、アウラは「間違ってはないかな」と同意する。するとシルウィンは「分かったわ」と頷き、アウラを見た。

「御機嫌よう……カーティス様、ねぇ……わたくしカーティス様とお散歩に行きたいの……。どう?」
「いいね、飲み込みが早いな」
「そうでしょう! 私に出来ないことなんて無いのよ」

 ふん、とシルウィンは鼻を鳴らす。アウラはシルウィンに対して案外化けるかもしれないと期待を抱きながら、夜会の際にカーティスを引き留めるためのレッスンをシルウィンに続けた。



 それから五日の夜が過ぎ。とうとうシルウィン、アウラ、そしてカーティスの三人での夕食会の日取りとなった。シルウィンは変わらずアウラの服を借り、アウラの隣を堂々と歩いていく。