記されていた内容は、カーティスから五日後の晩、シルウィン、アウラの三人で夕食を一度取りたいというものであった。シルウィンは罠の気配を感じ取りながらも「上等じゃない」と挑戦するような瞳を手紙に向け、不敵に笑った。
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「作戦会議をしましょう」
シルウィンとアウラが共に図書館へと向かった晩、食事と湯あみを済ませ夜着に身を包んだシルウィンは、寝台に寝そべりゆったりとした所作で身体に香油を塗るアウラの前に立ち、天井を示すように人差し指を突き立てた。
「はあ……」
アウラはやや疲れたように返事をしながら、机に無造作に置かれた本たちを眺める。シルウィンは図書館から人々を眺め終えると本を借りると言い出した挙句、「あれじゃなきゃいけないのよ」と言ってよくわからない本を散々探し回った。



