【完結】嘘つき騎士様と嫌われシンデレラ


 ローウェはシルウィンの首筋を撫でた。もう二度と、見捨てようなんて考えないと。そして、家族を失った時のような過ちを繰り返さぬよう、絶対にシルウィンから目を離さず、永遠にシルウィンと共に在ることを昏く誓いながら。

「ふふ、私は可愛いから、どんな手段を使ってでも欲しくなってしまうのは仕方ないわね。……ねえ、好きよ、ローウェ。私の吸血鬼さん」

 くすっと笑って、シルウィンはローウェの口付けを受け入れた。そして今度は自分からするようにローウェに口付ける。

 二人はそうして互いを抱きしめあいながら、シルウィンはこの先ローウェと歩む未来が今までよりずっと鮮やかで自由になるのだと、ローウェはこの先永遠を続け、シルウィンを縛り続けることが出来るのだと、二人は希望を胸に抱き、唇を重ねあった。