「どうしたの? 突然」
「可愛かったから」
「あら、私はいつでも可愛いでしょ?」
「そうだね、じゃあずっとしてなきゃ駄目だ」
「あ、ちょっと! もう! くすぐったいってば」
何度も口付けを落とすローウェに、むずかるようにシルウィンは笑いローウェの肩を叩く。しかしローウェはその抵抗をものともせずシルウィンの唇を奪う。そしてしばらくして唇を離して、シルウィンを見つめた。
「……本当にいいの。俺なんかについてきて」
「貴方と一緒なら、退屈しなくていいわ。それに貴方は私の……」
「吸血鬼?」
ローウェがシルウィンの言葉を先取りするように問いかける。するとシルウィンは「そうよ」と不敵な笑みを浮かべた。
「そう、貴方は私の吸血鬼。そして、私も貴方の吸血鬼になってあげてもいいわ」
「頼もしいな。でもどんな手段を使ってでも、俺のにしてしまうけどね」



