【完結】嘘つき騎士様と嫌われシンデレラ


 手紙を読み終え、即座にそう言い放ったシルウィンにアウラは「どうだろう」と歯切れ悪く頷いた。アウラはここ最近、カーティスがシルウィンに向け謝罪をしようと動いていたことを知っている。

 そして今日扉に手紙を挟んだのは、罠にはめる意図はなく、きちんと謝罪をしようという意思があることを何となくアウラは察した。しかし、カーティスが夜会でシルウィンに対して行おうとしたことは紛れもない悪で、許すべきことではない。しかしそれをアウラが決めることでもなく、アウラはシルウィンの出方を伺う。

「どうするの、明日。行くの?」
「行くわ。一人で」
「えっ……一人で、大丈夫?」

 アウラは不安げにシルウィンに問いかける。するとシルウィンは安心させるように力強く頷いた。