◇悠一side◇
沙羅ちゃんと付き合って3ヶ月後に、紗和の存在を知った。
その時からどうしたら一緒にいれるか、ずっと考えていた。俺のやってる事は最低だって分かってる。言われなくても分かってる。
これからも、理解してもらえるハズないっておもっていた。
『紗和とずっと一緒にいたい。だから、その為に沙羅ちゃんと付き合ってる。紗和に近づく為に』
この意味を理解してもらえる日がくるなんて、そんな事考えていなかった。
まさか、
「悠一さんの力になってあげられるなら、お姉ちゃんを抱かなくても私を抱いていいよ……」
そんな事を言われるなんて思っていなかった。



