まさか、戦うつもりなの!?
騎士達の人数はざっと50はある。
50対2(わたしは戦力外なのでほぼ1)は流石に無理あるよ……!
「ヒナノ! なんでもいいから魔法使え!」
「え……え!?」
どうしよう……魔法なんて使ったこともないし。
使い方すらわからないし……できないんだけど!
混乱する中、騎士達はユキを攻撃し始める。
ユキは必死に応戦してるが、正直ユキがどうしてこんなことをしているのか理解できない。
「くっ」
「ユキ!」
ユキが攻撃を受けてしまい、顔を痛そうにしかめる。
「悪いヒナノ、協力してくれ!」
「でもわたし、魔法なんか使えない!」
「嘘だろ……だったら」



