どうして知ってるの……? わたしが倒れた時、寝言で何か滑って言っちゃった? あり得る。わたし、よく失敗をするから。 トモくんが誤魔化してくるが、負けじと迫った。 「誰から聞いたの?」 「……雛乃先輩のお兄さんです」 「お兄ちゃん!?」 「嘘ですよ」 いつか知りますよ、と半笑いをするトモくん。 何故そんなに呆れているのかわたしにはわからない。 「俺はその人のことをよく知ってます」 「……!」 「雛乃先輩の好きな人のことならいくらでも話せますよ。聞きたいですか?」 わたしは首を縦に振る。