「そのキーホルダーを返して、さっさと帰れ」 「ひぃ!、わかりました」 い、行っちゃった。 「…えっとぉ」 「馬鹿じゃねーの」 「え?」 「ああいうときはキーホルダーより体だろ」 「あ、ごめん…」 そのまま歩き始めてしまう早瀬くん。 「早瀬くん、」 「なに」 「ありがとう」 「ああ」 「もしかして…心配して、?」 「ほんと、どこまでも幸せな馬鹿だな」 「え、」 初めて、こんな早瀬くんの笑顔見たかも。 初めて見た君の笑顔は、とても呆れていた。