「グレン様、やめてください。私はそんな、グレン様に謝罪なんて求めていませんし、グレン様が謝罪をする必要もございません」
ルネリアが顔をあげさせようとしても、頑丈なグレンの体はびくともしない。ルネリアが混乱しているとグレンは顔を上げ、ルネリアを見つめた。
「これからは、お前がそんな風に、頼りないと誤解しないように、仕事を任せることにする……」
グレンは申し訳なさそうに、か細い声でそう呟く。ルネリアはその表情を見て、そんなに申し訳ない顔をしなくていいのにと思った。しかしグレンの役に立てることを喜び「是非、頑張らせてください」と頷いた。
「これから、よろしくお願い致します。グレン様」
「……ああ」



