「私は、もうずっと、貴方のものです」
「好きだ。結婚してくれ」
ルネリアの言葉に、グレンは即座に返事をする。しかしグレンは無意識だったらしく「あっ、今のは正しい気持ちだが、もっと気持ち悪くなく言う気だった!」と焦りだした。
「もう結婚しますよ。気持ち悪くないですし……どんなグレン様も好きです。だから……」
「だから……?」
グレンは何か、恐ろしいことを言われるように怯える。そんなグレンの手をそっと握り、ルネリアはグレンの顔を見た。
「どんなグレン様も、全部ください」
「……ルネリア」
グレンはルネリアの目を見つめ返す。そして、ルネリアに向き合うように立つと、少しだけ屈んで、さらにルネリアと視線を合わせた。



