「ルネリア、起きろ、ルネリアっ……くそ、もう三日が経っているのにどうして目覚めない! 契約は成立したはずだろう? 俺の傷は完治しているし……何故ルネリアは目覚めない? 俺の血を飲ませるか? もういっそ俺の腕の肉を食べさせた方がいいんじゃないのか? どうしてルネリアは目覚めないんだ? いっそ俺の心臓を食べさせるか?」
「もうやめなよグレン、ルネリアちゃんは寝てる間にグレンの血を飲ませ続けられてるんだから、下手したら逆流するよ?」
「では逆流してルネリアが目覚めない可能性も? なら今すぐ吐かせるべきでは? それとも俺がルネリアの血を吸えばいいのか? どうすればいい? どうすればいいんだ!」
「うん、どうだろうね、なるようになるよ」
「……ルネリア、ルネリアアアアアアア!」
控えめに胸元を叩かれ、頭に響く声で瞳を開く。目を覚ましたルネリアがぼんやりと目の前の景色を捉えると、グレンが顔を覗き込み、その後ろでキャロラインが呆れたように立っているところであった。



