「ルネリアっ」
「グレン様、愛しています」
ルネリアは穏やかな笑みを浮かべながら、その杭を自身の胸に突き立てた。ルネリアの華奢な胸に鉄杭が突き刺さり、その隙間から滲む様に血があふれていく。そしてその杭を自ら引き抜いたルネリアは、杭から手を離し口元から血の筋を垂らすと、グレンの隣に倒れこんだ。
「ルネリア、どうして……」
「グレン様と、まだ、一緒に……いたいから、私は、欲張りだから……グレン様との、永遠が、欲しい」
ルネリアは、グレンに笑いかけ、浅く呼吸をしながら花々に血だまりを作っていく。グレンは力を振り絞りルネリアを抱きとめると、その紅の瞳から大粒の涙をあふれさせた。



