「すまない、ルネリア……」
「グレン様、死なないで、私は……」
だって、私は……。ルネリアはそう考えて、はっとした。この感情が愛だと、ルネリアの中でその感情に名前がついた。
「私はずっと、ずっと一緒にグレン様といたい。置いていかないで、傍にいて……」
ルネリアは、必死になってグレンを呼びかける。どうにかして、グレンを救う手段はないのか、救援はまだ来ないのか、どうして神様は、こんなに残酷な仕打ちを、この人に出来るのか。そもそも神様なんていないのかもしれない。今までだって、その存在を信じたことなど、なかったのだから。



