ルネリアが壊れたようにグレンを呼びかける。何度もグレンの肩を叩き呼びかけていると、やがて僅かにグレンの瞼が動き、ゆっくりと開いていた。
「ああ……」
グレンの瞳が開いたことで、ルネリアはその瞳から大粒の涙をこぼす。グレンは切なげに顔を歪め、身体を起こそうとするが痛みに顔を歪めた。ルネリアが「寝ていてください、今助けが……」とグレンを押さえようとすると、「大丈夫だ」と諭すように呟き、身体を起こす。
「どうせ……助けが来たところで……助からない」
「嫌ですっ。助け……私が呼んで、グレン様を……」
メニュー