「グレン加勢連れてきたよ〜。って、え! なんで殺そうとしちゃってるの!? 炎止めなって!? さすがに王城での殺人はまずいから!?」
キャロラインの言葉に答えることなく、グレンは兵士たちを見ると「そういえば、城の兵士たちの中にも、ルネリアを侮辱したものがいたと聞いたな」と呟いて、今度はキャロラインを含む兵士たちにその手をかざした。
「死んでしまえ、みな、ルネリアを傷つけた者は苦しんで死んでいけ。消えろ」
兵士たちとキャロラインはグレンが自身の方へ攻撃の標的を変えたことに戸惑い、放たれた炎から逃げ惑っていく。対照的にグレンは歪に口角を上げ、その瞳は虚ろなままだ。
「グレン様っ」



