グレンの言葉にエーベルはグレンに向かって銃を構えた。しかしグレンは一切動じることはなく、静かに抑揚なく伝える。
「それで、ルネリアに傷をつけたのはどちらだ?」
「は……?」
「ルネリアを傷つけたのはどちらだと聞いている。王家の人間も、どうやらここへ向っているらしい、私はそれらが来るまでに、お前たちへ相応の罰を与えなくてはいけない」
殺気を露わにするグレンに、ルネリアは僅かにグレンを抱きしめる力を強めた。そして今までグレンがキャロラインに発していた殺意は軽いもので、今二人の返答次第によってはグレンは確実にどちらか、もしくは二人共々葬り去ろうとしていることを察した。



