今だってそれは変わらない、そうマリアは考え、ルネリアが紡ぐ許しの言葉を待つ。そうして許しを乞わせてからルネリアを打つことで、マリアはその憤りを発散させてきたからだ。
しかし、ルネリアは黙ったままマリアを睨みつけるばかりで、許しを乞うどころか、何か言葉を紡ぐ素振りすらみせない。ルネリアはただ、睨むような、じっと敵を見据えるようにしてマリアを見るだけだ。
「何よ、自分は悪くないって言いたいの?」
マリアの言葉に答えることなく、ルネリアはマリアを見る。やがていつまでも自身に許しを乞おうとしないルネリアに対し、マリアの怒りが頂点に達した。
マリアはその鉄杭を振り上げると、ルネリアの頭めがけて振り下ろそうとする。その瞬間ルネリアは今が好機だと、マリアの元へその身体ごとぶつかった。



