しかし今、グレンは誤魔化すようにキャロラインの名前を並び立て、まるで大義名分でも得たような顔つきで長々と話をした後、ルネリアを見下ろした
「は、はい、ありがとうございます」
ルネリアはいつになく饒舌に話すグレンに嫌悪や不審を抱くこともなく、おずおずと控えめにグレンの手を掴んだ。グレンがここは楽園かと考える一方、ルネリアの頭の中は真っ白で、頭には熱が集中し頬は赤く染められていく。
そんなルネリアの顔を見たグレンは、顔がおかしくならないようにと必死に眉間にしわを寄せ、ルネリアを睨みつけた。
「じゃ、じゃあ行くか」
「はい」



