(グレン様と、オペラ……)
ルネリアはオペラに対して、別に興味がない。そもそもルネリアは音楽や観劇に行った経験自体なく、どういったものかは知識で知っているものの、その良さについて知らない。
そして今まで知りたいとも思っていなかった。しかし、グレンと二人で行くと考えると、ルネリアの中にふつふつと湯を沸かすように関心が芽生えた。
「お前は、オペラに興味はあるか」
「オペラは、分かりませんが、グレン様となら……」
ルネリアのか細い声に、グレンは信じられないような、食い入るような目でルネリアを見た。
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