狼総長は薔薇姫に求愛&溺愛中

言われた通り上を見ると、満点の星空が浮かんでた。

「わぁ……っ!綺麗!」

「街じゃ電気があって見えにくいからな」

私と龍牙の頭上に、大きな一番星がある。

あれ……この感覚、前にも……。

「……紅魅、大事な話があるんだ」

「大事な話……?」

視線を星から龍牙に戻すと、見たこともなく真剣で、まっすぐな瞳をしてた。

っ……。

「蹴り飛ばさずに、聞いてくれるか?」

ぎゅ、と繋ぐ手に力を込めた龍牙。

「け、蹴り飛ばさない……」

「……俺……」