俺、理性保つ自信ない。

ただでさえ同じ部屋ってだけでやばいのに。

「龍牙、晩ご飯なにがいい?」

この瞳に見つめられると、マジで動けなくなるんだけど。

「え、あー……く、紅魅の好きなもん」

「私の好きなもの?」

オムライス、だろ?

紅魅は昔から、オムライスが大好きだった。

「オムライスになるけど……いい?」

「ん、全然いい」

変わってないところに、ホッとする。

にしても……紅魅の処女、俺がもらいたかった。

ファーストキスはもらったけど……。

って、紅魅覚えてないから、カウントされねぇか……?