「うっ……って、はぁっ!?」

突然起き上がって、私から離れる男。 

化け物でも見たかのように口を開けた。

「ばっ……ば、薔薇姫!?」

見ると、男の近くにはナイフが落ちてる。

……?

男の向こうには、3人の男とひとりの女の子がいた。

あー……なんとなくわかったかも。

「ちょ、ちょうどよかったぜ!お、おい、薔薇姫!」

怯えながらも、ナイフを手に取り私を人質にしたコイツ。

「おい!薔薇姫を殺されたくなけりゃ解散しろよ!」

「チッ……その女は関係ねーだろ……」