「信じててよかった……っ」

晴夏……。

その時、頬に痛みが来た。

「いだっ……」

「そりゃ切られれば痛いだろうが……」

ん?龍牙の声?

気がつけば私は、龍牙におんぶをされてた。

なっ……。

「ほら、顔隠せるだろ。おいお前ら、ここから倉庫近いし倉庫に行くぞ」

「おう!」

「晴夏、俺のパーカー着て」

「あ、ありがと……」

「俺は先に戻って、みんなに報告しときますね!」