「これに懲りたら、もう二度と私らの目の前に現れないで。わかった?」

「「「は、はいぃっ!」」」

ギャルたちは顔を青ざめながら、その場を去っていった。

ふぅ……。

床に落ちた眼帯を拾った。

あーあ……切られた。

──ぎゅっ。

「……晴夏?」

「うっ……わぁぁぁんっ……!」

私に抱きついて、泣いた晴夏。

「わ、私っ、怖かった……レイプされると思って、水の中に顔埋められて……っ」

「……わかるよ。私、辛かったもん……」

晴夏が私のことを見上げた。