「あー、大丈夫。楽斗、晴夏よろしくー」

「あ、あぁ」

晴夏を龍牙たちのところに避難させた。

「さぁて……私を怒らせたら後はないって、わかってもらわないとね?」

「ひっ……!?」

「ま、待ってください薔薇姫!私、こいつにいじめろと言われたんです!」

「そ、そうです!悪いのは、全部こいつ!」

と、ふたりのギャルがリーダーの背中を押して私に差し出してきた。

ははっ……ここまで来ると、笑えてくる。 

「あんたら、裏切るの!?」

「今まで自分がしてきたことでしょう?」

「っ……ご、めんなさい……」

謝ったって、もう遅いんだよ。