「ねぇ!最後に見たのどこ!?」

「え!?えっと……た、体育館のそばです!」

「ありがとう!」

私はそう言って、急いで体育館まで走る。

「紅魅!待て!」

後ろから龍牙たちもついてきて、私は体育館から外に出た。

「え!ちょ、紅魅!どこ行くんだよ!?」

「決まってるでしょ!?プール!」

「「「「プール!?」」」」

中に入ると、案の定、今にも犯されそうなずぶ濡れの晴夏がいた。

「晴夏!」

「けほっ……く、み……?」

私はすかさず晴夏のそばにいる男どもを回し蹴りで撃退した。