◇紅魅said◇

放課後、私は鞄を取るために教室に入った。

「あ……紅魅」

「お!鞄の存在忘れてなかったな!」

「一緒に帰ろうと思って~」

と、3人がいた。

「晴夏は?」

「なんか用事があるとかで。だから待ってるんだ」

用事……ね。

──バンっ!

その時、勢いよく教室のドアが開いた。

「総長!大変です!晴夏さんが……、ギャル数人と男たちにどっかにつれてかれました」

と、ひとりの男が叫んだ。

男たち……!?