♪︎晴夏said♪︎

どんどん遠くなる、紅魅の姿。

「ふぇ……っ、紅魅ぃ……」

「晴夏……」

私の肩に手を添えた楽斗。

やっぱり私は……親友なんて、できないのかな?

また……信じたら、裏切られた。

紅魅は……違うと思ってた。

なのに……。

「……晴夏、よく考えろ。紅魅はお前と同じなんだって言ってただろ」

あ……。

「でも……じゃあ、なんで離れたの?」

「離れるフリだったりしてな!まぁ、紅魅を信じてみろよ!最後まで」