「ここは……」

隣にいて見てくれてた龍牙が教えてくれる。

意外と分かりやすく、教えてもらってからは簡単に解くことができた。

「すごいっ、解けた!」

「お前、間違ったらキスさせるからな」

「え……それは困る」

「基礎問題、答え合わせしたるよ」

私からノートを奪って、私の筆記用具から赤ペンを出した龍牙。

……。

「私、もうその赤ペン他の人に貸せない」

「ははっ、俺が使ったから?」

「うん」

「可愛い」

ぽんぽんっと空いてる手で頭を撫でられる。