はぁっ!?

「これでも優秀なんだぜ?」

「……数学、教えて?」

「了解。じゃー準備しろ」

私は飴を舐めながらノートと参考書と筆記用具を出した。

「よし、できた」

「ん。じゃあこの問題解いて」

言われた通り私は基礎問題を解く。

基礎問題はなんとか解けて、応用問題になると手が止まってしまった。

「……あ」

「ん、どした?わかんない?」

「飴、なくなった」

私はゴミ箱に棒を捨てて、再び取り組む。

「龍牙、ここわかんない」