狼総長は薔薇姫に求愛&溺愛中

読み終えた頃には、私の頬は涙でびしょびしょになってて。

「紅魅……っ」

花蓮も泣いて、私を抱き締めた。

「……よかったな」

龍牙を見ると、龍牙も少し泣いてて。

「ふぇっ……う、うぅっ……」  

あったかい……。

抱き締めてくれる花蓮の腕が、頭を撫でてくれる龍牙の手が。


そして……お母さんの気持ちが。

あったかいよ……っ。

お母さん……っ。

「私っ……ずっと、勘違いしてたっ……忘れられたら、娘じゃないんだって、思ってた…」