最後に打ち上げられた花火は、
「龍牙……!ハート!ハート型だよ!」
ピンクと赤の、ハートだった。
「実はあれって、みんながいるグラウンドから見たらただのふたつの花火なんだ」
「えっ」
「だから毎年、ハート型の花火を見つけられるかって話題になっててさ。ここからだと綺麗にハートになるんだ」
そうなんだ……!
「俺去年ひとりで花火見てた時、紅魅のことしか思い浮かばなくてさ……」
「龍牙……」
「好きな人と見る花火って、特別だな」
きゅん……っ。
「龍牙、待っててくれて……ありがとう」
「別にいいって。俺のことを想ってくれてるだけで、充分嬉しい」
「龍牙……!ハート!ハート型だよ!」
ピンクと赤の、ハートだった。
「実はあれって、みんながいるグラウンドから見たらただのふたつの花火なんだ」
「えっ」
「だから毎年、ハート型の花火を見つけられるかって話題になっててさ。ここからだと綺麗にハートになるんだ」
そうなんだ……!
「俺去年ひとりで花火見てた時、紅魅のことしか思い浮かばなくてさ……」
「龍牙……」
「好きな人と見る花火って、特別だな」
きゅん……っ。
「龍牙、待っててくれて……ありがとう」
「別にいいって。俺のことを想ってくれてるだけで、充分嬉しい」