狼総長は薔薇姫に求愛&溺愛中

次々と打ち上げられる花火。

それは、夏を終わらせるような、昔に戻ったような感じで。

好きな人とこうして手を繋いで見れる花火は最高だと思った。

「龍牙……」

「ん?」

「ありがとう。連れてきてくれて」

私は龍牙に微笑んでそう言った。

「だろ?去年屋上でサボってたら花火が綺麗だったから、紅魅と再会できたらいいのになって願ってた」

龍牙……。

「この10年……諦めなくて、よかった」

「……龍牙、大好きだよ」

「俺も」

やがて花火は終盤になってきて。