狼総長は薔薇姫に求愛&溺愛中

「知ってるなら聞かないでよ」 

「だって、紅魅が可愛いから」

いや、答えになってない。

『まもなく、花火が上がります!みなさん、心の準備を!』

という声がグラウンドから聞こえてきた。

「龍牙!花火始まる!」

私は龍牙の手を握って、フェンスの方に寄った。

『それではカウントスタート!5、4、3、2、1……ゼロー!』

その瞬間。

──ヒューっパァンっ……!

と、大きな花火が上がった。

「おー、意外とでけぇな」

「たくさんあるっ……!」